新米で、おにぎりを握りました。
太宰が何かで「道具を用いず、手だけで作るから美味しいのです」と書いていたように思いますが、両の手のひらだけで作るおにぎりに、私も何か日本人の精神性を感じます。やたら固めてはいけないし、握りが不十分だとぼろぼろと崩れてしまいます。お米を優しく纏めていくこと。私たちの遠い記憶が、おにぎりを美味しくしているような気がします。
先月刈った、あの岩槻のお米で握りましたので、握ること自体が嬉しく、味わいもまた格別でした。
① 炊いたご飯を皿に移し、具を混ぜます。
② 手のひらに水をかけ、塩をつけ、ご飯をゆっくりと三角に握っていきます。
③ 適度に纏まったら、出来上がり。
※何も混ぜない、中に具も入れない、塩だけのおにぎりが、もしかすると一番美味しいかもしれません。
田植前の稲 | 新米のおにぎり | |
---|---|---|